京都まなびの街生き方探求館へ行ってきました。
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思う事。 京都まなびの街生き方探求館
先日、地元中小企業の経営者仲間7人で京都へ行ってきました。
京都と言っても決して観光ではなく、
「京都まなびの街生き方探求館」というところへ視察に行くのが目的でした。
生き方探求?
というとちょっと重い感じがしますが、
主に小学・中学生を対象に市の教育委員会が主体となって、
地域や社会との関わりの中で生き方を考え、生きる力を育む為の教育施設です。
具体的に言うと。
①施設内に銀行・商店・新聞社・区役所等13ブースからなる実際の街を設置し、
社員や職員と消費者両方の体験ができ、社会と自分との関わり、
経済の仕組み、お金とは何か、働くという事はどういうことかについて学習
②施設内に不動産・電力・水道・自動車・趣味娯楽に関する地元の有名企業のブースが17ヶ所設置され、
税金・保険をはじめ食費や光熱水費・住宅費など生活に必要な費用の試算、商品やサービスの購入や契約などを体験
③地元のものづくり企業ブースが17ヶ所あり、それぞれがどのようなものを作っていて、
それが生活のどこで使われているのかを学び、実際にものづくりの体験ができる。
④中学生になると、地元の登録企業3600事業所へ自らの趣味・関心に応じた職場体験や
ボランティア体験を連続3日以上おこなう
という内容で、京都市立の学生は小学4年~中学の間に3~4回はこの施設を訪れることになるそうです。
この施設へは各学校の学年単位で参加することになり、学校では、事前学習や事後学習なども行うそうです。
まさに企業と学校と市の産学官が連携し、子供の将来の為に一体となって作り上げたシステムで、
「すばらしい」の一言でした。
人手不足と言われている中、特に北九州市では若者の人口流出が多く深刻な問題となっています。
我々中小企業は、いかに若者に興味を持ってもらえるかという事に対して、
試行錯誤しながら色々な取り組みを行っています。
北九州市も京都市のような産学官一体の教育改革を行い、
その中で地元中小企業がどんな物を作っているのか、
どんなサービスを行っているのかを見て、体験し、興味を持ってもらえたらすごく楽しいことになりそうです。
北九州市にも是非参考にしていただきたいですね。
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